DAY25 2017.12.8 ロンドン

今日もいっぱい歩き回りました。まずはロンドン塔へ。

ロンドン塔(Tower of London)

世界遺産に登録されている多彩な歴史を持つ観光名所

URL: https://www.hrp.org.uk/tower-of-london/

地下鉄駅近くから見たロンドン塔

ロンドン塔もかなり見ごたえがありました。30年ぐらい前の卒業旅行で行ったこともあって、正直なところ、下調べもあまりしておらずさっと見終わるかと思っていたのですが、いろいろなことを知ることができてとても面白かったです。やはり世界遺産だけのことはあります。

ここの歴史は、11世紀の終わり頃にさかのぼるといいますから、900年以上の歴史があります。その間、要塞、王宮、監獄などと使われてきたそうです。また、Royal Beastsというコーナーがあったりコインの展示があったりもしたので、なぜかなと思っていたのですが、動物園や造幣所としても使われていたからだったんですね。全然知りませんでした。

そして、一番驚いたのは、ここは観光名所でもありますが、現在もエリザベス女王のものも含めて歴代の王冠の保管庫としても機能していることです。宝石は使いまわしされることもあるとか、落とされて歪んでしまったけどそれが気に入られてそのままだったのがあるとかなどの逸話も知ることができました。ここの内部は撮影禁止でした。セキュリティの都合などもあるので仕方がないですね。

ロンドン塔はいろいろな使われ方をしてきた長い歴史を持つだけに様々なエピソードが残っていて、それらが紹介されています。中には少しおどろおどろしいというか怖いものもあります。例えば、Bloody Tower(血塗られた塔)とかTraitors’ Gate(裏切者の門)などは名前を聞いただけでぎょっとしてしまいます。

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武具の保管庫のようなところには、徳川から贈られた鎧兜が展示されていました。これも面白かったです。

 

タワー・ブリッジ(Tower Bridge)

ロンドンのシンボル!

URL: http://www.towerbridge.org.uk/

ロンドン塔のすぐ近くにあるタワー・ブリッジに行きました。

実のところ、卒業旅行でここを訪れるまで、ここは「ロンドン橋、落ちた、落ちた、落ちた♪」の「ロンドン橋」だと思っていました。ロンドン「塔」と勘違いしたこともあります。でもタワー・ブリッジでした。外から見るだけかと思っていたのですがタワーに上ることができます。

塔と塔を結んでいるところが空中廊下のようになっているのですが、なんと一部はガラス張。地上というか道路とテムズ川が見えます。少し足がすくみますが、みなさん、大喜び。ここからのロンドン市街の見晴らしもとてもよかったです。

跳ね橋のところを動かすエンジンルームも見学できます。今は電動のようですが、かつては蒸気の力だったとか。完成が1894年といいますから、その頃だと蒸気なんですね。

跳ね橋が跳ね上がる時刻がわかるタイム・テーブル

跳ね橋が跳ね上がる時間が掲示されていました。タイミングを合わせて見たいと思いましたが、時間が遅そうだったりで難しそうでしたので諦めました。

テムズ川をさかのぼるような形でテート・モダンに向かいました。途中、マーケットみたいなところがあってとてもにぎわっていました。とても楽し気な雰囲気です。シェイクスピアのグローブ座を再現した劇場もありました。

 

テート・モダン(Tate Modern)

発電所を改築した世界有数の美術館

URL: http://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

ここはもともと発電所だったところ。そこを改築して近現代美術館としています。

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入ってすぐに驚かされたのは、発電所のタービンが置かれていた1階部分の大空間。この大空間を生かした現代美術作品も展示されています。

元来、どちらの国がいいとか比較できることではないのですが、現代美術はアメリカの方がすごいよなと思っていたのですが、ここにきて見方が変わりました。この美術館で刺激的な作品、おもしろいと思える作品に数多く出会うことができました。デュシャンの「泉」もありました。草間弥生も展示されてましたが、水玉の作品ではありませんでした。

この美術館は2016年に約584万人の入館者があり、これは世界第6位だそうです。

 

セントポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)

国家的な行事が行われる大聖堂

URL: https://www.stpauls.co.uk/

チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式で有名なセントポール大聖堂。チャーチルやサッチャーなどの元首相の葬儀が行われたところでもあります。

入場料は18ポンド。礼拝の場合は無料のようです。博物館や美術館は入館無料なのにと不思議な気がしないではないですが、まぁ比較の基準が違いますし、そもそも礼拝のためではなく観光で来ているのすから入場料が必要だとしても当たり前かと。

写真撮影は禁止だったのですが、内部はほんとに厳か、荘厳な雰囲気でした。ちょうど、たぶんクリスマスの礼拝か何かのコーラス隊のリハーサルをやっていました。PAは入っていませんが、とてもすばらしい音響です。厳かな雰囲気がよりいっそう増します。

ドーム部分の上の方まで上がれます。階段なのでかなりきつかったですが、上りました。ささやきのギャラリー(Whispering Gallery)は確かにささやき声が聞こえます。やはり教会建築は、音響効果がすごいと思いました。そしてここのフレスコ画もとても見ごたえがあります。がんばって階段を上った価値はありました。

このささやきのギャラリーのさらに上部にあがり外を見ることができるらしいのですが、閉鎖されていたのか階段を見逃してしまったのか見られませんでした。

 

ロンドン博物館(Museum of London)

ロンドンの歴史がわかる総合博物館

URL: https://www.museumoflondon.org.uk/museum-london

ぎりぎりなんとか入れそうだったので、急ぎロンドン博物館へ。セント・ポール大聖堂からは歩いて数分です。

ここは一言でいえば、ロンドンの過去から現在がわかる歴史系総合博物館。未来を考える場でもあります。

通史の部分は、エポックになった出来事(例えばロンドン大火)などにスポットをあてながら紹介するという形で、オーソドックスな構成の仕方です。デザインはとてもいいのですが、どことなく日本の歴史系博物館とも似ている気がしてしまうのは気のせいでしょうか?

着目したのは現代の部分です。2005年のロンドンのテロについて記憶されるべく展示されていました。あまり話題にあがらないのですが、2017年3月とか6月にも起きています。現代の展示は何かと難しいこともありますが、事実をしっかりと見つめることは大切ですね。

アニュアル・リポートを拝見すると、年間80万人近くの入館者があるようです。観光で訪れる人は少ないのかもしれませんが、見てみるのも良いと思います。

地下鉄は乗り放題カードでしたのでホテルに戻る途中、ビッグ・ベンあたりの夜景を見に行ってみました。ビッグ・ベンはライトアップされていましたが、修復のためか囲われています。残念でしたが、そうした姿を見る機会はそうそうないと前向きに考えることにしました。

イギリスといえばパブ。比較的早い時間でしたが、今日は金曜日!道路にあふれるほど皆さん仕事帰りに楽しくやってました。

今日の歩数:不明(スマホのデータを誤って…)  世界一周はあと55日