DAY12 2017.11.25 シカゴ

盛沢山な一日。まずはシカゴ歴史博物館へ。

シカゴ歴史博物館(Chicago History Museum)

負を含めて歴史にまっすぐに向き合っている博物館

URL: https://www.chicagohistory.org/

感動しました。負の部分を含めてシカゴの歴史と文化に真正面から向き合っているように感じました。

歴史博物館というと通史的に淡々と紹介するイメージが強いのですが、ここシカゴ歴史博物館は、通史は通史としてきちんとおさえつつも、トピックというか特定のテーマを大きく取り上げながら歴史や文化を“体験・体感”し学ぶことができるようになっています。

例えば、南北戦争、シカゴ大火、建築、鉄道・交通、ジャズ、ギャング、スポーツなどのテーマがあります。人種問題などもわかりやすい形で展示されていました。また、第二次世界大戦時の日系人の強制収容のことにも触れられていて、”disroyal”とみなされた理由がPCでゲーム的に学ぶこともできます。そのほか、比較的、低年齢の子どもたちが体験・体感しながら学ぶチルドレンズ・ミュージアム的な展示コーナーSensing Chicagoも興味深かったです。

リンカーンが亡くなった時のベッドとデスマスク。展示の目玉かもしれません

リンカーンが亡くなった時のベッドも展示されていました。展示の目玉かもしれません。

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超巨大な博物館ではないのですが、じっくり見るとあっという間に時間がたちます。美術館などに比べて観光客が少なくゆっくり落ち着いて見て学ぶことができる点もおススメです。動線が少しわかりにくかったのは残念ですが、迷うというほどのことはありません。

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シカゴの南と北では雰囲気が大違い

シカゴ歴博のあとダウンタウンに歩いて向かいます。

宿泊しているシカゴ中心部より南側と雰囲気が大違いです。こうも違うのかとびっくり。歴史博物館があるのは北側ですが、こちらは歩いているのは白人ばかりです。ジョギングしている人も普通に見かけます。住宅も南側のどことなくうらぶれて画一的な建売っぽい家が並ぶ光景とは、まるで違います。一見の浅はかな見方かもしれませんが、ダウンタウンより北側は白人街で治安も良く、南側は黒人街(マイノリティタウン)で治安に難ありという印象を持ちました。

ダウンタウンの北側の通り。高級ブランドのショップをかなり見かけました

今朝も南側にある駅から地下鉄に乗ったらすぐに物乞いもやってきました(ノーと言ったらすぐに次の人のところに行きましたし、まったく怖い感じではなかったですが)。北側にはDiorがあったり高級ブランドのお店も何店か見ました。

シカゴの治安の悪いのは南側というのはネットで調べてありわかっていたのですが、北側に来るとその雰囲気の違いに本当に驚かされます。

360シカゴ(360 Chicago)

北アメリカ大陸が360°見渡せるジョン・ハンコック・ビルにある展望台

URL: http://www.360chicago.com/

シカゴには高層ビルがたくさんあります。そのうちの一つの展望スペースに行きました。

予想どおりの風景と言ってしまえばそれまでですが、どこまでも真っ平な大地、海のように水平線が続くミシガン湖。そして、数多くの高層ビル。シカゴが建築の街だということも良くわかります。

寄りかかったガラスが斜めに倒れせり出します。かなりこわそう

ここに面白いアトラクションがありました。“TILT”です。ガラスに張り付くようにしていると、なんとそのガラスがまさにtilt、傾くのです。空中にせり出すような感じですので、落ちるような恐怖を感じることができるのだと思います。怖そうだったので体験しませんでした。

建築の街・シカゴ

シカゴ大火がきっかけで建築ブームがあったらしいです。様々な建築家が活躍したようですが、中でも有名なのはフランク・ロイド・ライト氏でしょう。明治村で見ることができる旧帝国ホテルを設計した建築家で近代建築の巨匠です。シカゴ郊外には旧宅もあり見学できるようです。シカゴには他にもさまざまな特徴的な建築があるようで、それらを巡るツアーもありました。興味がある方はそういうツアーに参加するのも良いかもしれません。

そういえば、建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞ですが、この賞の名前になっているプリツカーさんはシカゴの名家出身だそうです。

シカゴ・スポーツ・ミュージアム(Chicago Sports Museum)

スポーツの街・シカゴならではの商業施設内の資料館

URL: https://www.chicagosportsmuseum.com/

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ミュージアムという名前がついていても、いわゆる博物館・資料館などではないのは日本に限ったことではないようです。このシカゴ・スポーツ・ミュージアムもどちらかというと資料館的な商業施設といった方がいいような印象を受けました。

シカゴには野球やバスケ、アメフト、ホッケーなどのプロチームがフランチャイズしていて、とてもスポーツ好きが多い都市のようです。そうした背景もあって、商業施設の中にこのスポーツ・ミュージアムがあるのでしょう。スポーツ選手のメモラビリア(memorabilia)というのでしょうか記念品などが展示されています。子どもたちはどちらかというとそれらの展示よりも各スポーツをテーマとした体感・体験ゲームを楽しんでいます。まぁ、固いことはいわずに単純にスポーツを楽しむのはいいことだと思います。

設立し運営しているのは、お隣のステーキハウス、バーを経営しているHARRY CARAY’S RESTAURANT GROUPらしいです。

あまり大きなスペースではないので、短時間で見終わりました。

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シカゴ現代美術館(MCA:Museum of Contemporary Art, Chicago)

気軽に身近に現代美術にふれられる(と思う)

URL: https://mcachicago.org/

超巨大な現代美術館ではなく、ほどほどの大きさの現代美術館だと思います。そのため、げっぷが出るような感じで現代美術づくしになることもなく、気持ちよく作品を鑑賞できました。実際、展示されている作品も選りすぐりで、誤解を恐れずいうなら、定番的な作家の作品ということも心地よく見られた一因のような気がします。展示室自体も作品を展示するための良い空間だと感じました。現代美術のある空間に心地よく身を置くことができとても良い時間を過ごすことができました。

この美術館ではワークショップ、ファミリーデー、ベビーカーツアー、ステージショーなどの教育普及プログラムも行われています。こうした幅広い層に気軽に美術館を楽しんでもらうためのプログラムはとても素晴らしいことです。特に、ベビーカーツアー(Stroller Tour)はぜひ日本の美術館でもやった方が良いプログラムだと思いました。

ここにも同世代の世界的な現代美術作家である村上隆氏の作品が展示されていました。

そういえばここで絵ハガキをもらいましたが、吹き抜けの階段のところでした。ここもアピール・ポイントなんでしょうね。

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シカゴ子ども博物館(Chicago Children’s Museum)

子どもにとって“遊び”が大切なことが良くわかる

URL: http://www.chicagochildrensmuseum.org/

ここも入れないかなと思いながらダメ元で行ってみました。そしたらなんと入れました。ただし、パスポート(コピー)などを預け、取材扱いのタグが付いたネックストラップをぶら下げてです。子どもを連れていない大人の男性一人客です。それぐらいは当然でしょう。

この子ども博物館は、ネイビー・ピア(Navy Pier)という元々は海軍の桟橋だったところにある商業施設群の一角にあります。サンフランシスコでいえば、フィッシャーマンズワーフの一角にあるような感じだと思います。このネイビー・ピアには遊園地的なアトラクションがあったりレストランやショッピングエリア、映画館などがあって地元の方でとてもにぎわっています。

建築コーナーなどもありシカゴらしさも取り入れながら、お店ごっこやツリーハウス、砂場遊び(化石発掘)、工作教室など子ども博物館の定番ともいえるようなアイテムを展開しています。面白かったのは、水遊びのコーナー(というと語弊がありますが)です。レインコートを着て水流やダムについて遊びながら学べます。あとちょうど片付けをしているところだったのですが、紙ふぶきで遊ぶのも楽しそうです。規模はボストンのこども博物館ほど大きくはありませんが、親子が数時間を楽しむにはちょうど良い大きさだと思います。

子どもにとっては、ほんとうに遊ぶことが大切で、学びであることが良くわかるチルドレンズ・ミュージアムでした。

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