DAY74 2018.1.26 香港

2度目の香港。前回来たのは二十数年前ですから、地名などには少しは馴染みがありますが、だいぶ変わっているに違いありません。今日は九龍半島側の観光をしようと思います。

香港歴史博物館(Hong Kong Museum of History)

常設展示が充実し素晴らしい歴史民俗博物館

URL: http://hk.history.museum/

香港歴史博物館

1998年にリニューアル・オープンした香港歴史博物館。1997年の香港返還に合わせたのでしょうね。前身は1962年に開館した「香港博物美術館」。1975年に美術館と別れ、歴史博物館となったようです。面積は17,500平方メートルということですから規模の大きな博物館といえるでしょう。企画展は有料ですが、常設展示は無料。日本語のパンフレットもありました。

わかりやすく楽しく学ぶことができる常設展示

常設展示は、「香港故事」と名付けられ8つのテーマで構成されています。ここがとても良かったです。まず最初に、あまり歴史系博物館では見ないのですが、自然史の展示で始まり地質時代からの香港や動植物などの自然について学ぶことができます。その後は、有史以前から始まり香港返還までの通史展示があります。途中、民俗・文化紹介を挟んでいます。

展示手法は、実物資料、グラフィック、映像、ジオラマ、環境再現などを組み合わせている現代的なもの。常設展示は7,000平方メートルといいますから、規模もなかなかです。

自然史から始めていることやわかりやすく紹介されていることなどとても良い常設展示でした。

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子どもが楽しめる工夫がされている企画展示

私が訪れた時は、企画展示はシルクロードをテーマとしていました。正直なところ、今一つ、私にはピンときませんでした。ワークシートなども用意されていますので、地域の子どもたちの良い学びの場になるかもしれません。もちろん、企画展をきっかけに来館を促すという効果も期待できるでしょう。

 

香港科学館(Hong Kong Science Museum)

バランスの良い科学館

URL: http://hk.science.museum/

香港科学館

香港歴史博物館の向かいにあります。

香港科学館の全体的な印象は、誤解を恐れずにいうと、科学館らしい科学館、オーソドックスでバランスの良い科学館というものです。その科学館ならではの特徴が一つ二つはあった方が良いとも思いますが、何が何でもトンガって、際立っている必要もないでしょう。普遍的な科学原理・法則や技術・仕組みを子どもたちに体験型展示手法でわかりやすく伝えることにフォーカスしていてバランスよく展示が構成されていました。

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ただあえていうなら、もう少しだけ最先端の科学・技術の紹介があっても良いかもしれません(Science News Cornerというコーナーはあったのですが)。そういう領域は企画展で行うというすみ分けをしているのかもしれませんが。

今のままでもいいと思うものの、1991年の開館なのでデザイン的に少し古さを感じさせるところもあります。目指すところによってはそろそろ大規模リニューアルを考えても良い時期かもしれません。

 

黄大仙祠(Wong Tai Sin Temple)

必ず願いを叶えてくれるお寺

URL: www.siksikyuen.org.hk

黄大仙祠

このお寺は、道教、仏教、儒教の3つが習合したお寺だそうです。風水的にとても良い場所に立地にしているからなのか、香港一のパワースポットと言われているようです。

ここは「有求必應」、求めれば必ず願いが叶うお寺として有名だとか。お願いしてくれば良かったです…(笑)。そのためかすごく多くの人でにぎわっていました。みなさん、熱心にお祈りされていました。お祈りにも作法があるようですので、よく調べてお願いした方が良いですね。

ここは、占いも有名で名物(?)らしいです。占い横丁みたいなところもありました。中には日本語のできる占い師さんもいるようです。私も占ってもらった方が良かったかもしれません…(笑)。

 

シンフォニー・オブ・ライツ(A Symphony of Lights)

毎晩行われる香港の夜景を生かした光と音のショー

URL: http://www.tourism.gov.hk/symphony/cindex.html

「100万ドルの夜景」ともいわれる香港の美しい夜景。これを生かし、ヴィクトリア・ハーバー周辺で、毎晩20時から10分程度、光と音のショーが行われています。40ほどのビルがこのショーに参加しているそうです。

ショーが始まったのは2003年だそうですが、2017年12月から新バージョンになったとのこと。良いタイミングでした。九龍側からも香港島側からも見ることができますが、九龍側から香港島の方を見る人が多いようです。私も九龍側の文化センター近くのプロムナードから見ました。天気はあいにくの曇り。きれいはきれいでした。ただもっと光も音楽もハデハデかと想像していたのですが、思ったほどではなかったです。毎晩だと大変だと思うのですが、エンディングで花火が上がるなどの演出があっても良いと思いました。

 

こういう屋台的なところはそそられます

明日も一日、香港観光です。

今日の歩数:-歩(アプリ起動忘れ)  世界一周はあと6日