DAY32 2017.12.15 パリ→モン・サン・ミッシェル

「八十日間世界一周」のルートにはありませんが、やっぱり見たいと思い世界遺産にしてラムサール条約の登録地「モン・サン・ミッシェル」へ行きました。

モン・サン・ミッシェル

孤島状態はなかなか見られないけど、みんな大好きなモン・サン・ミッシェル

URL:

モン・サン・ミッシェルへの行き方

パリからの行き方は、ツアーに参加するとかも含めていくつかあります。個人で行く場合に多いのは、TGVでレンヌ駅まで行ってバスという方法だと思います。

私はTGVでレンヌ駅の少し先のドル・ド・ブルターニュ(Dol de Bretagne)駅まで行ってそこからバスに乗りました。レンヌ駅経由ではないので正確に比較はできないのですが、当面は、タイミングが合えば、ドル・ド・ブルターニュ駅経由の方が安心かもしれません。

というのは、レンヌ駅は大きな駅ですし現在大規模な工事中で、バス乗り場を見つけるのにちょっと迷うかもしれないからです。帰りはレンヌ駅経由だったのでそこで感じたことですが、行きがレンヌ駅経由のバスだったら、迷ったかもしれないと思いました。まして、大きな荷物を持ってだとけっこう大変でしょう。

一方、ドル・ド・ブルターニュ駅はとても小さな駅で改札を出たすぐ目の前がロータリー。そこにモン・サン・ミッシェル行きのバスが止まっています。バスには表示は出てますし、他にバスも止まっていませんでしたので、まず間違えないと思います。連絡バスはTGVと接続しているようですので、その点でも安心です。

<広告>

TGV+バスの乗車時間もドル・ド・ブルターニュ駅経由の方が短いようです。

いざ、モン・サン・ミッシェルへ

朝早めに起きて、まずはモンパルナス駅へ。地下鉄で行ったのですが、乗り換えはけっこう歩きました。7、8分ぐらいだったと思います。動く歩道が設置されているぐらい離れています。

モンパルナス駅からTGVでレンヌの少し先のドル・ド・ブルゴーニュ駅まで行きます

TGV乗り場のプラットホーム番号は、出発時刻の20分ぐらい前に表示されることになっていますが、20分を切って表示されることがあります。この日もそうでした。指定席ですが、席は先頭車=ホームの一番端っこ。少々焦りました。

TGVは快適でした。途中に24間耐久自動車レースで有名なル・マンもあります。そして、モン・サン・ミッシェル行きの定番のレンヌ駅も通過です。20、30分ぐらい乗って、ドル・ド・ブルゴーニュ駅に到着。ホテルのWi-Fiの接続が安定せずバスの乗り換えのことが十分調べられなかったので不安でしたが、前記のようにまったく問題ありませんでした。

小さな街中を抜けて30分ぐらいでモン・サン・ミッシェルの停留所に到着。そこでちょっと離れたところにとまっているシャトル・バスに乗り換えてモン・サン・ミッシェルへ。シャトル・バスは無料。一般車両はモン・サン・ミッシェルへの橋を通れないようで、車で来た人も駐車場にとめて乗り換える必要があるようです。

私は停留所から歩いて、橋の近くにあるホテルに向かいました。到着は11時台だったので、まだチェックインできませんでした。荷物を預かってもらい、モン・サン・ミッシェルに向かいました。

橋を渡ってモン・サン・ミッシェルへ

以前は、1877年につくられた堤防の道路でモン・サン・ミッシェルにアクセスしていたようですが、この堤防が潮の流れをせき止め2mぐらい土砂が堆積したとか。この陸地化を阻止するため、新たな橋が2014年に開通、堤防は2015年に完全に撤去されたそうです。比較的、最近のことだったのですね。橋の長さは760m。

ホテルの近くにもシャトル・バスのバス停があったので、そちらを利用することもできたのですが、どうせですから、この橋を歩いて渡って行くことにしました。

天気がかなり不安定!

急な雨風など天気が不安定でした

ところが天気がかなり不安定。晴れていたかと思うと急に雨が降り出したり、少しするとやんだり、台風並みといってもいいぐらい強い風が吹いて前に進むのも苦労したり、温度が急に下がって寒くなったり…。なかなかつらかったです。歩いている人なんかいやしません。

<広告>

しかし!歩いて良かったです。写真のような虹がかかったモン・サン・ミッシェルを見ることができました!!自画自賛ですが、このようなモン・サン・ミッシェルを見たことがある人はそうはいないのではないでしょうか!?

モン・サン・ミッシェルへ到着!!

雨にも負けず風にも負けず、念願のモン・サン・ミッシェルへ到着です。

島内のマップは持っていなかったので適当に歩いてみることにしました。良く言われるように中世に迷いこんだかのような細い路地と家並み。とても風情があります。有名なオムレツ屋さんもありました。修道院への矢印があったのでそれに従っていくことにしました。

夢のお告げが建設のきっかけの修道院

708年、オベール司教の夢に大天使ミカエル(ミッシェル)が現れ、岩山(モン)に修道院を建てるようにと告げたことから建設が始まったそうです。その後、増築が繰り返され13世紀ぐらいに現在の姿に近づいたとのことです。中世から聖地として数多くの巡礼者がここを訪れたそうで、中には潮に流され命を失う巡礼者もいたようです。そうした巡礼者のもてなし料理が有名なオムレツ。

修道院ではオーディオ・ガイドを借りて見学します。各室の解説があるのでいっそう興味深く見学することができました。日本語の解説シート(チラシ)もありそれも参考になります。

修道院のあと島内を回ってみました。やはり小さな島なので、短時間で回れてしまいます。

ホテルにチェックイン、休憩してから再び夕方のモン・サン・ミッシェルへ

一回、ホテルに戻りチェックインすることにしました。今度はシャトル・バスです。このシャトル・バスは前と後の両方に運転席がついてます。Uターンしなくても済むのですね。でもそこまでするほどなのかなと思いましたが。

ホテルの部屋の小さなベランダから見えました

ホテルの部屋には小さいですがベランダがあり、そこからモン・サン・ミッシェルが見えます!

夕方まで少し休憩して、夕日のモン・サン・ミッシェルを見に行くことにしました。部屋には潮汐表があり夕方の方が潮が満ちているようだったからです。さっき行ったお昼頃は最も潮が引いている時間帯で、確かに“海に浮かぶ孤島”ではなく“干潟に浮かぶ孤島”でした。

ホテルを出ようとしたところで、なんとヒョウ(アラレ?)が!びっくりです。いったん部屋に撤収。おさまってから再出発。モン・サン・ミッシェルまではまた歩いて行きました。2、3組はすれ違いましたが、歩いている人はやはりほとんどいません。

島について参道のあたりを少々歩きました。陽も沈み島はライトアップされています。真っ暗な中で橋を歩いてホテルに戻りました。真っ暗の中歩いてるそんな酔狂はいません。

モン・サン・ミッシェル名物のオムレツ。ふわふわでした

ホテルで食事しました。オムレツです。味は私にはちょっと淡白でした。

明日も一日モン・サン・ミッシェル。ここには2泊です。チェックインの時には1泊だと思いこまれていましたが、それもわかるような気がします。

 

今日の歩数:20,150歩  世界一周はあと48日