2.世界一周の持ち物

一般的に必要となる身の回りのものや道具はガイドブックやネットなどを参考にしました。検索すればいろいろと参考になるサイトが見つかると思いますので割愛させていただきます。ここでは特に気を配った持ち物などについて記載します。

旅の持ち物で考えたこと、注意したこと、気をつけたこと

■お金

ひと昔前ならトラベラーズチェックなんでしょうけど、2014年3月31日を最後に今はもう販売もないようですね。私は、現金、クレジットカード、国際キャッシュカードを組み合わせて対応することにしました。行く場所によって比率は変わるかもしれませんので持っていく現金やカードの通用度を調べつつ検討した方が良いと思います。

現金

現金はなるべく持ち歩きなかったですが、やはり少しはもっていることも大切かなと思い持参しました。もちろん分散して持ってました。持って行ったのは日本円とUSドルです。

日本円:あまり使わなかったですが、それでも全部で5万円ぐらい両替しました。結果的には国際キャッシュカードで対応できる範囲でした。

ちなみにインドの銀行では日本円は扱っていないというところもありました。他の国も含めて扱っているところでもレートが良くないところも少なくないように感じました。

USドル:やはりUSドルは通用度が高いので、日本円だけではなくUSドルも持っていた方がいいと思います。緊急対応には日本円より良いでしょう。100ドル、50ドル、20ドルを1~2枚ずつと1ドル紙幣を7~8枚持っていました。

宿泊代が現金だけの時と国際キャッシュカードが使用できないタイミングが重なったことがありました。その時は、USドルと現地通貨を組み合わせて支払いどうにかにかりました。また、現地通貨の小額紙幣がなく1ドル紙幣をチップで渡したこともあります。

クレジットカード

現金を持ち歩かなくていいので、クレジットカードはぜひ持っていた方がいいと思います。現地通貨をキャッシングすることもできますし。年会費無料のカードなどいろいろなカードがあるので好きなところを選べば良いと思います。いうまもないことですが、カードがあるからと言って使いすぎには十分注意と管理が必要です。

なんらかの理由で使えなくなることもあると思うので、複数の別ブランドのカードを持った方がいいと思います。私はVISA、Master、JCBの3社のカードを持っていきました。実際のところVISAカードがスキミングされて使用できなくなった時にMasterカードを使いました。複数ブランドのカードを持て行って正解でした。

ちなみに、JCBは日本人が多いようなところでは通用しますが、そうでないところは使えないところも多いようです。

もう一つちなみにですが、中国系のUnionPay(銀聯)カードも今後、選択肢に上がるかもしれません。中国ではVISAもMasterもJCBもだめでUnionPayだけのところもありました。他の国でもUnionPayを受け付けているところはあるようでした(JCB並みの通用度?)

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国際キャッシュカード

海外のATMで現金を引き出せるキャッシュカードもあると便利です。もちろんクレジットカードのキャッシングもありますので、どちらが良いかはご自身のご判断ですが。

私はソニー銀行の口座を持っていてSony Bank Walletカードに以前に切り替えてあったので、特別に準備はしなかったです。このカードはVisaデビット付きのキャッシュカードですので、デビットカードとしても使えます。

私の行ったところでは、ATMは街中のあちらこちらに置かれていて見つけるのは大変ではなかったです。銀行とか両替所を見つけるより簡単でした。

ただ、カードによってはスキミングや盗まれてしまった場合などの不正利用の際に防犯面の課題があるようで、クレジットカードの方が良いという方もいらっしゃるようです。ソニー銀行の場合は、不正利用の補償もあるようですので、ある程度、安心できました。

ATMの使い方はそんなに難しくはなかったです。画面表示を英語に切り替えることさえできればどうにかなると思います。もちろんネットを使って事前に使い方を下調べしておいた方がいいと思います。

 

■バックパックとサブパック

キャスター付きスーツケースは、ゴロゴロと引っ張れて重くないので確かに楽。できればそうしたかったのですが、今回の旅は何かと歩くことが多く両手をあけておいた方がよさそうなところも少なくなさそうだったので、荷物は背負うことを基本に考えてバックパック(リュックサック)としました。旅を進めるにつれて次第にパンフレットなど紙の資料も増えて重さはましていきましたが、バックパックにしてよかったと思います。

サイズは、機内に持ち込めるもの。預けなけば、破損や行方不明、荷物が出てくる待ち時間などの点でメリットがあります。ただし、空港内の移動が大変だったり、荷物をちゃんと見ていないといけなかったりなどのデメリットもあります。

そして一番大切なのは、防犯です。カギがかけられるファスナーになっていたり、ファスナー部が覆われていて少し開けるのに手間がかかるようになっていることが大切だと思います。

けっこう悩みましたが、KAKAというところのものをアマゾンで調達しました。

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街歩き・観光の時はカメラや雨具など小物を入れるため、都市間移動の時にはノートPCなど壊れやすいもの・貴重品を入れるために、下記のワンショルダーの肩掛けバッグを買いました。デイパックというかリュックサックでもよかったのですが、防犯などを考えて体の前で持っていたかったので、こちらにしました。サイズはノートPCの収納を考えA4サイズが入るものです。

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美術館によっては、展示されている作品保護のためリュックサックは預けなければダメというところでも、前に抱えていればこのバッグでもOKというところもありましたし、前に持っていることで小物類が取り出しやすかったりで、防犯面に限らず、正解でした。

ただ購入したノートPCのサイズがちょっとだけ大きくバッグの中に入れられず、このワンショルダーバックとノートPCを入れるために手提げが必要になってしまうというなんともおまぬけなことになってしまったのは失敗でした。

 

■財布

スリ対策・落下対策としてチェーンがつけられる財布を複数もち、現金やカードは分散して持つようにしました。

チェーン付きで売っている財布(下記のもの)を購入しましたが、金属製チェーンは100均で買ったコイルしているコードみたいなものに代えました。伸びるのと重さの点から代えて良かったと思います。

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なお、強盗にあった場合など万が一に備えて、すぐに渡せるような小額を入れた財布もあるとよいかもしれません。

 

■ガイドブック

ガイドブックはあった方が便利でしょう。ただ多くの国に行くので、全部調達するとなるとけっこうな費用と量になります。

そこで、ガイドブックの代わりにインターネットを活用するのを基本として、もし旅を始めてみて、情報が不足するようだったら電子書籍を買うことにしました。そうは言っても、私にはやはり紙の本の方が何かと便利ですし、エジプトとインドは防犯面やわからないことも多かったので、紙のガイドブックを購入しました。

ガイドブックはスマホやノートパソコンでも読めるようにスキャニングしてPDFにしました。そしてクラウドにもあげておき、そちらからも見られるようにしました。

ちなみに、インドは「地球の歩き方」にしましたが、厚かったので、ばらして必要なところだけを持っていきました。

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「バックパッカーズ読本」

現地のガイドブックではないですが、この本は旅を計画・実行するのにとても参考になりました。

たまたま本屋さんで見かけて手にしたのですが、この本はバックパッカーのバイブル的な本のようですね。私が購入したのは2017年7月の最新改訂版ですが、1998年に初版が出ているようです。

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■カメラ

カメラは、一眼レフ、コンパクトデジカメ、スマホの3台体制でした。

一眼レフ:すこしでもきれいな写真が撮りたかったので新たに購入

まず一眼レフですが、一生に一度の旅の可能性が高く、どうせならいい写真が撮りたかったので、思い切ってCANON EOS Kiss X9を購入しました。

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機種選びにあたって考えたのは、気軽にとれること、軽いこと、耐久性、低価格などの4点です。

低価格というは、紛失・盗難・故障などの際に、高いものだとショックが大きいので、使い捨てとはいいませんが、なるべく安いものが良いという意味です。

安いとは言え、そこは一眼。凝った写真は撮りませんでしたが(腕がなくて撮れませんでしたが)、コンパクトデジカメに比べて、暗いところでもうまく撮れたり、ピントがちゃんと合ってくれたりなど、私の腕不足をかなりカバーしてくれて買って正解でした。このカメラは気軽に取れて良いカメラだと思います。

 

コンデジ:予備機として持参し活用

万が一、一眼レフが壊れた時のことを考えて、予備のカメラも持っていきました。こちらはカシオのコンパクトデジカメEXILIMのZS240という機種です。可もなく不可もなくといったところですが、一眼レフより広角だったので、広い画を撮影するには便利でした。

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スマホ:予備機。メインカメラとしても十分使えるかも

それから、スマホのカメラも活用しました。カメラを持ち出すのがためらわれる場合(例えば食事)や動画を撮影するのに使用しました。

世界の皆さんは、“インスタ映え”することを目指してスマホでガシガシ写真を撮っていました。ほんとにスマホで利用率はものすごいかったですね。たしかに今どきのスマホの内臓カメラはかなりの高画質ですので、メインカメラとしても十分使えると思います。

ちなみに世界の主だった観光地で、「自撮り棒」と「モバイルバッテリー」は定番商品として物売りが必ずといっていいほど良く売ってました。

 

■ノートPC/スマホ

ノートPC:ホテルで情報収集とデータ保管に活用

インターネットで情報収集や各種の手配を行うとともに、写真(画像データ)をハードディスクやクラウドでバックアップしておくため、さらにはいろいろなEチケットやバウチャー、資料などのPDFなどを保管しておくことなどのために、ノートPCを持っていくことにしました。

ゲームとか動画編集とかをすることに使う予定はなかったので低スペックで問題なく、カメラと同様に紛失・盗難・故障などを考えなるべく安いものが良いと思いました。中古も考えましたが、念のため新品のものを購入することにしました。

こちらもいろいろと考えて、LenoboのV310(14インチ)を3万円弱で購入しました。価格面のみならず、能力面も特に問題なくて良かったのですが、大きさ・重さの点では失敗でした。特にちょっとの違いでワンショルダーのバックに入らなかったのは、移動の時などけっこうな痛手でした。1~2万円をケチらずにもう少し小さく軽量なものにすれば良かったと反省しています。

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なお、いうまでもないことですが、ノートPCには、セキュリティソフトを入れましたし、Wi-Fi接続の安全性を確保するためVPNソフトも入れました。ちなみにVPNソフトは中国でSNSを使う時にも活躍しました

私が使っていたセキュリティソフトは、ESETです。

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VPNソフトは「ノートンWiFiプライバシー」を使いました。

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家賃の振り込みなどネットバンキングの必要性もあり、こうした安全対策は必須だったと思います。

スマートフォン:街中で観光や移動のために使用

現代の旅においては、ノートPCはないとしてもスマホはあった方がいいと思います。

なんといっても入れておきたいのは地図アプリ。私は主にGoogleマップを使っていました。

事前に当該地域の地図をダウンロードしておけば、ネットにつながっていなくても、GPS機能で現在地が把握できます。タクシーとかリキシャー、トゥクトゥクなどに乗った際に、目的地を伝えるのにも活躍しますが、へんなところに向かっていないこともわかりますので安心できます。ドライバーへの牽制にもなりますから防犯にも役立ちます。それから電車などでも車内放送がないとか聞き取れない場合も助かります。特に終点ではなく途中下車の時に、あとどれぐらいかとか着いたかどうかなどがわかるので、ほんとに助かりました(特にエジプトやインドで大助かりでした)。

Wi-Fiが使えるところでは目的地までのルート案内も利用できます。これもほんとに便利でした。徒歩とか電車、バス、自動車(タクシー)とかの移動手段、どこで何に乗ればよいのかなどが示されて、世の中進んでいるなぁと実感しました。

ただ地域によっては情報が不足しているのか、とんでもないルートを案内されることもありましたので注意は必要です。

地図アプリ以外にも交通機関やホテル予約サイトのアプリ、翻訳アプリ、通貨換算アプリなどもありとても便利です。

予約管理でもスマホは活躍しましたし、事前に予約したチケットなどを提示する際にも便利でした。国によっては空港のターミナルビルに入るのにEチケットの提示が必要なところもあり、このような場合にも使えると思います。

欧米の大きな博物館や美術館は専用アプリを準備しているところもありました。そうしたところでは無料でWi-Fiが使えましたので、専用アプリで見学を充実したものにすることもできます。

もちろんスマホを使うことの好き嫌いはあると思います。旅の醍醐味はハプニングや失敗を楽しむことにあるとか、いいことも悪いことも人との出会いで旅をしていくんだということであれば、今のスマホ全盛の旅は違うとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。自分の嗜好に合わせてうまく使えば良いと思います。

スマホは、ASUSのZenFone 3を使っています。

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いわゆる格安携帯・格安SIMを日本でも使っていますが、動画やゲームで使わないので安いプランで十分ですし、不便さを感じたことはないです。

私が使っている格安スマホはOCNモバイルONEです。特に不満な点はなく満足しています。

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■衣類

今回の旅は真夏から真冬まで、寒暖差がかなりあるところを旅しました。そのため衣類は工夫が必要でした。いざとなったら現地調達と割り切るぐらいがちょうど良いと思います(現地調達は結局しなかったのです)。

ちなみに、ユニクロと無印良品は、アメリカやヨーロッパの大都市ではかなり見かけました。

衣類でする防犯対策

衣類で重要なのは、スリなどに備える防犯対策です。ポケットなどにも気を使いました。上着類は内ポケットがついている方が好ましいのはいうまでもないことです。気をつけたいのはパンツのポケット。

ヒップ・ポケットには、何も入れないのが基本だと思いますが、フラップがついて蓋のようにボタン止めできた方がいいと思います。

前のポケットですが、ジーンズなどで良く見られるタイプの「エル・ポケット(ホリゾンタル・ポケット)」がいいと思います。足に沿うようにまっすぐ、あるいは斜めに口が開いているポケットは手を入れやすいので、スリ対策上は良くないと思います。スリにあわないまでも、ポケットに入れた手を出すときに一緒に何かを落としてしまうかもしれません。

ファッション性を犠牲にすることなく防犯対策することが理想だと思いますが、私はファッション性よりも防犯性です。

 

■お守り

信心深い方ではないのですが、神社にお参りし、お守りをいただきました。無事に帰ってきたので、もちろんお礼参りをしお守りはお返ししました。