DAY57 2018.1.9 カイロ→ムンバイ

今日はいよいよインドへ向かう日です。飛行機は夕方ですから、午前中は観光の時間がとれます。

アブディーン宮殿(Abdeen Palace Museum)

大統領府の一部が博物館

かつての王宮、現在の大統領府の一部が博物館になっているというので、大統領府に入れるのも貴重な機会だと思って見に行きました。

ここアブディーン宮殿は、1874年にムハマンド・アリ朝のイスマイル・バシャによって建てられた王宮ですが、1952年のナセル革命以降は政府の所有となり、現在は大統領府として使用されています。その一部が博物館として公開されています。ここは、武器、銀器、大統領への贈り物、大統領の個人記念館などのテーマの複数の博物館からなっています(複数の展示室があるといった方が近いと思います)。

大統領への贈り物の中には日本からのものがあったり、戦闘機購入の記念として贈られたようなものもあって興味深かったです。ここは珍しく、複数個所に大きくはない天吊りモニターで環境映像のように同じ映像が流れていました。音声付きです。音声はそれなりに大きな音だったので、ちょっと気になりました。また、映像のクオリティは手作り感にあふれるもの。この映像、なかなか珍しいパターンだと思います。

ここもやはりチケット売り場、入り口を見つけるのに苦労しました。

 

ナイル川近くなどを散策

まだ時間がありましたので、少し遠回りをして散策しながらホテルに戻ることにしました。

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街中はクラクションの音などですごくにぎやかです。喧騒というかカオスというか。道路を渡るのも命がけ。地元の人が渡るのに合わせて渡るようにしましたが、かなりドキドキものでした。ナイル川あたりも少しゆっくり見てみると、街の息吹と悠久の時間を同時に感じることができてなかなか良かったです。どうしても古いものに目が行きがちですが、高層ビルなど今のカイロも垣間見ることができました。それにしてもエジプト考古学博物館の近くにあったバスターミナルは賑やかでした。行き先を告げるドライバーの声、怒ってるかのように聞こえるアラビア語、クラクションなどでかなりの喧騒でしたが、一定の秩序があるようでした。

 

カイロ国際空港へ

ホテルに戻りチェック・アウト。空港への行き方を調べてみると、タクシーかバスのようでしたが、トラブル回避を考え、少々割高とはなりますが送迎サービスを利用しました。待ち合わせに登場したのは昨日のドライバーさんでした。軽い渋滞はあったものの空港までは30分ぐらいで着きました。混雑を考えて早めに出たのですが、だいぶ早くついてしまいました。まだ、チェック・インは始まってませんでした。

厳重なセキュリティ・チェック

カイロ国際空港は、セキュリティが厳しかったです。ターミナル・ビルに入るのに航空券とパスポートを提示。チェック・イン・カウンターに行くのにセキュリティ・ゲートを通るとか、その後、何回もチェックがありました。靴まで脱ぐセキュリティ・チェックもありました。諸々の手続きを終えて、搭乗口のところに行っても最後のセキュリティ・チェック。4、5回ぐらいはあったと思います。

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客引きは面倒。でも安全に楽しむことができたエジプト

長い間、いつかは見たいと思っていたピラミッドをはじめとするエジプトの古代遺跡。観光客相手のエジプト人には少々うんざりすることもありましたが、一般の人には親切な方も少なくありませんでした。もちろん好意なのかバクシーシ目当てなのかわからず困ったこともありましたけど…。外国人観光客が行くところはそれなりに警備されているようでテロ対策も行われているようでした(十分かどうかはわからないですし、テロに巻き込まれるどうかは“運”もあるでしょうし)。確実にいえるのは、充実していたことです。なんとか無事にエジプトを楽しむことができて良かったです。

 

順調なフライト

今回は客室乗務員と搭乗客との口論もなくスムーズに搭乗できました。東洋人は私だけのようです。ほぼ満席でした。大きな遅れもなくカイロを出発。揺れもなく、アラビア半島を横断してインド・ムンバイに向かいます。

フライトは揺れもなく快適でした。フライト時間は6時間ぐらい。時差は3時間30分。深夜にムンバイに到着しました。

 

美しいムンバイ空港のパブリック・アート

ムンバイの空港で驚いたのは、パブリック・アートの充実ぶりです。こんなにきれいな空港だったとは。まだ新しいようです。時間も時間だったので、ゆっくり見られなかったのが残念です。

 

ムンバイ空港からホテルまで

インドのビザは日本で取得していたので入国審査も問題ありませんでした。飛行機を降りてすぐのところで、係員からビザを持っているか聞かれたのですが、日本人はアライバル・ビザが取得できるためなのでしょうね。インドでアライバル・ビザがとれるのは日本国籍所有者だけという記事を読んだことがあります。特別待遇ですね。

インド・ルピーをATMで調達したあと、出口に行き迎えを探します。今晩宿泊するホテルの有料サービスを利用しました。深夜ですし多少割高だとしても安全第一。プリペイドタクシーでも良いと思いますが、確実性を取りました。空港からホテルに行くのに有料道路もあって、そちらを使うと早く着くそうですが有料道路代を別に支払う必要があります。時間が時間ですから渋滞に巻き込まれる可能性も低そうでしたし、夜とはいえ街の様子も見たかったので、下道を行ってもらうことにしました。

やはり車の通行量は少なかったです。空港の近くではスラム街らしきところの横も通りました。途中ではドライバーさんが、あそこに見えるのは有名なお寺(後で調べたらハッジ・アリー廟というところでした)だとか、ここは地元の人が好きなきれいなところ(マリーン・ドライブ)だとかと教えてくれました。マリーン・ドライブは深夜にも関わらずぶらぶらしている人がけっこういました。

インド門やタージマハルホテルの近くにある安めのホテルに問題なく到着しました。安めといっても、ボンベイはホテルが意外に高かったです。前払いを求められましたが、このホテルはクレジットカードがNG。現金のみとのことです。当面必要な現金は空港のATMで降ろしたのですが、ホテル代まではみていません。全部を使っても足りないので、支払いは明日にしてもらうことにしました。

ともかく無事にインドに到着しホテルにもチェック・インできました。だいぶ遅い時間になりましたが、ゆっくり休みます。

 

今日の歩数:14,082歩  世界一周はあと23日