2.海外への憧れ

兼高かおる世界の旅」「すばらしい世界旅行」。

子どものころに好きで見ていたテレビ番組です。まだ海外旅行が夢の時代、世界にはいろいろなところがあって、いろいろな人がいろいろな暮らしをしているんだということを教えてくれたような気がします。

特に「兼高かおる世界の旅」のオープニング。今は見ることなくなってしまったパンナムのジェット機の離陸。かっこよくて、「いつか飛行機に乗りたい!」と思っただけではなく、「パイロットになれば、かっこいい飛行機にいっぱい乗れるし、世界中を飛び回れる!!」って思ったものでした。

「兼高かおる世界の旅」はTBSオンデマンドが見られるAmazonプライム・ビデオで見られるようです。その他にもTSUTAYA TVやなどでも見られます。

<アフィリエイト>


Amazonプライム・ビデオ

そういえば、日本に帰ってきてから、YouTubeでオープニングを見直してみましたが、テーマ曲は映画「八十日間世界一周」のテーマ曲だったんですね。なんとなく縁を感じます。

<アフィリエイト>

テレビ番組といえば、子どもの頃、ずいぶんとアメリカのホームドラマやコメディが放送されていました。中でも「ゆかいなブレディ一家」「奥様は魔女」「ニューヨーク・パパ」は好きで良く見ていました。こうした番組で「ブラウン管」の向こうの豊かな外国への親近感や憧れも育まれたのかもしれません。

ついでにいうと「アテンションプリーズ」も好きでした。もちろん上戸彩ではなく紀比呂子が主演した方のものです。このドラマもやはりオープニングがかっこよかったですね。ボーイング727をバックにクレジット。「陽に光り~♪」「恋人はここにもいないかもしれない でも私は飛ぶ~、私は飛ぶの~♪」

<アフィリエイト>

羽田空港も好きでした。ジャンボ(ボーイング747)が就航する頃で、見に行ったのを覚えてます。何度か行った羽田空港ですが、当時は残念ながら乗ることはかないませんでした。でも、ターミナルビル屋上にYS11のモックアップが置かれていて、それに乗るだけでもとてもうれしかったです。

その頃の羽田は成田空港の開港前で国際線もいっぱい飛んでいたので、外国の旅客機をいっぱい見ることができました。そうした外国の飛行機が離陸するところはほんとにかっこよくて、いつか飛行機に乗って外国へ行きたいという憧れにもつながっていったような気がします。

前置きが長くなりましたが、私の子ども時代はまさに高度成長期。1964年に海外旅行が自由化されてから、まだまだ夢ではありましたが、一般庶民も少しずつ海外旅行ができるようになってきたそんな時代だったのだと思います。1970年には万博もありました。まだ格安航空券はない時代ですが、ジャンボジェット機の就航で航空券も安くなっていったそうです。そのようなタイミングで子ども時代を過ごしたことも外国や世界一周への憧れを育むことにつながったのかもしれません。