80日間もいろいろなところを旅するので細かく予定をたてきれないこともあり、ホテルで次の日にどこを見に行くかを考えることやほんとうにその場で考えるようなことが少なくない行き当たりばったりも多い旅です。調べておいても予定通りにはならないこともままありますし。それでも毎日、緊張しながらも楽しく旅をしています。
ウエストミンスター寺院(Westminster Abbey)
戴冠式も行われる王室ゆかりの教会
URL: http://www.westminster-abbey.org/
朝いちばんに行きました。ここもかなりの人気らしく長時間待つこともあるようですが、幸いあまり待たずに入れました。
入場料は22ポンド。日本語のオーディオ・ガイド込みです。また、日本語のパンフレットもあります。内部は撮影禁止ですので写真はありません。オーディオ・ガイドを聞きながら見学するとやはりただ見るだけよりもいろいろなことを知ることができます。英語だけのようですが90分のガイド・ツアーもあるようです。
ここは国王の戴冠式や結婚式が行われるなど王室とはゆかりの深い寺院です。また、ニュートン、ダーウィン、ディケンズなどをはじめ多数の著名人が埋葬されています。
内部はほんとうに荘厳にして壮麗でした。1時間に1回、1分程度の祈りの時間があり、私が行った時にもありました。この瞬間は特別な時間と感じられました。
2018年には700年以上も非公開だったギャラリーが公開されるそうです。その名も”The Queen’s Diamond Jubilee Galleries”。パンフレットやウエブ・サイトに予告されています。
1987年に世界遺産に登録されています。
バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)
衛兵交代を見に行くも…
URL: https://www.royalcollection.org.uk/visit/the-state-rooms-buckingham-palace
夏場は毎日のようですが、それ以外のシーズンはたぶん月、水、金、日の隔日ぐらいで行われる衛兵交代式。この日は土曜日だったのですが、ウエブ・サイトで確認するとあることになっていました。でも結論的には行われなかったようで見られませんでした。ウエブ・サイトを見間違えたのかもしれませんが、それにしては多くの人が待っていました。集団心理であるはずと思い込んでしまったのでしょうか。
騎馬隊が通過するのと普通の立哨が交代するのは見られましたが、残念ですが、仕方ありません。
チャーチル・ウォー・ルーム(Churchill War Rooms)
チャーチルが第二次世界大戦中、指揮をとった地下室
URL: https://www.iwm.org.uk/visits/churchill-war-rooms
ここは、第二次世界大戦中に時の首相チャーチルが指揮を執った地下室(地下壕?)で、そこを見学することができます。もう少し正確にいうと、「チャーチル博物館・内閣戦時執務室」という別名もあるように、指揮を執った地下室とチャーチルの博物館からなっています。1984年に一般公開が始まり、2005年にチャーチルの生涯に関する展示なども加わり展示施設、博物館施設として充実したようです。現在は、帝国戦争博物館(Imperial War Museums)の分館(一部?)ということになっているみたいです(いつからはわからないです)。
ここでもオーディオ・ガイドを貸してもらいそれを聞きながら各室を見学します。まったく知らなかったことだらけだったので、興味深く拝見しました。
日本に帰ってきてから、たまたま「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を観たのですが、映画にも地下の指揮所が随所に登場し思い出と感慨に浸ってしましました。映画としてはそれなりに面白かったです。
現代美術館(IAC:Institute of Contemporary Arts)
美術館というより交流空間?
URL: https://www.ica.art/
グーグルマップを見ると、近くに「現代美術館」があります。行ってみることにしました。
行ったみましたが、いわゆる美術館とはちょっと違うかと思います。入場料というのではなく一日会員みたいな形でギャラリーなどを見学できます。1ポンドでした。ギャラリーといっても1室だけで1人の作家の作品がいくつか展示されているぐらいですので、わりと短時間で見終わってしまいます。もちろんアート作品ですから、人によって、見方によっていくらでも時間の要し方は違うと思いますが。
ナショナル・ギャラリー(National Gallery)
絵画史の王道を行く美の殿堂
URL: https://www.nationalgallery.org.uk/
ナショナル・ギャラリーにも行きました。この館のイメージ、知識はほとんどなかったのですが、実際に見てみて絵画史の王道を行くような美術館という感想を持ちました。ダヴィンチやゴッホなど有名な画家の作品が目白押しです。大きな美術館であることは間違いはないのですが、超巨大というわけではないので、疲れないうちに気持ちよく見て回ることができます。
行った時間帯が良かったのか、館内はとても賑わってはいたのですが、作品を見るのに混雑しすぎてじっくり見られないということはなかったです。もちろんゴッホの「ひまわり」などはじっくり落ち着いて見られるような雰囲気ではなかったですが、それでも十分堪能できました。
場所はトラファルガー広場に面したところにあります。その立地の良さというわけではないでしょうが、世界で4番目の約626万人の入館者数を誇ります。ちなみに大英博物館は642万人で世界3位ですので、同じぐらいの入館者数といっていいかもしれません。
ここも何度でも来てみたい美術館でした。
マダム・タッソー(Madame Tussauds)
蝋人形といえばマダム・タッソー。あなどれません
URL: https://www.madametussauds.com/
「八十日間世界一周」に人気の場所ということで一言ですが登場します。1835年にできたということですから、1872年が舞台の小説に登場するのも不思議はありません。ということで、普段なら積極的に足を向けないところですが、行ってみました。
正直なところ、なめていました。蝋人形の数も思った以上に多かったですし、ライドや3Dシアターまでありました。3Dシアターは普通の3Dではなく、ミストが噴き出したりする体感性をより高めたタイプのもの。この館はミニテーマパークでした。世界中にあるマダム・タッソーですが、ここが本家本元。そういう意味でも充実させているのかもしれません。
蝋人形は、すごいそっくりにできていると思うものも多いのですが、中にはビミョーなものもありました。とはいっても、本人に会ったことがないので、似てるとか似てないとかなどの評価はほんとうはできないのかもしれませんが。
お客さんの数も多かったです。こんなに人気があるなんて知りませんでした。世界中から来ているようです。皆さん、蝋人形と記念撮影していました。
入館料は安くはないですが、期待していなかっただけに余計に楽しめました。
それにしても、肖像権とかはどうしているのでしょうか?どれぐらい支払っているのか気になるところです。
今日の歩数:16,960歩 世界一周はあと54日