DAY13 2017.11.26 シカゴ

この日はシカゴ科学産業博物館で一日を過ごしました。

シカゴ科学産業博物館(The Museum of Science and Industry, Chicago)

一日では足りない科学と技術のテーマパーク

URL: https://www.msichicago.org/

一日いても足りない超巨大な科学・技術館です。科学と技術の屋内型テーマパークといった方がいいような気がします。

Uber(ウーバー)で向かう

シカゴ科学産業博物館は危ないといわれるハイドパーク地区にあるので、安全を考えUberで向かうことにしました。やはりUberは便利で安いです。アメリカでは使っている人を良く見かけました。思ったよりも早くついたので、館のまわりをすこし回ってみました。ここもミシガン湖湖畔にあります。ロサンゼルスは夏のようだったのに、シカゴはかなり寒いです。もう冬という感じでした。さすが、“Windy City”です。

少しかわった動線でチケット売り場に向かいます。正面の入り口からまずいったん地下に降ります。そこにチケット売り場があって、購入後、またエスカレーターで1階へ上がります。

基本入館料+オプションのチケットシステム

チケットは基本入館料だけでも良いのですが、有料のアトラクション(?)を1種類・2種類・3種類プラスするチケットもあります。有料アトラクションは、大型映像、潜水艦ツアー、レゴ、ロボットなどでその中から好きなものを選びます。せっかくなので、プラス・ワンのチケット(Explorer 1)にして大型映像(全天周映像)を選択してみました。

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チケット購入時にどこから来たのか聞かれる

ここもそうでしたが、チケットを購入する時に、どこから来たのかを聞かれることが多かったです。来館者の発地など属性調査をしているのでしょう。チケットを自販機で販売している場合は難しいですが、対面販売ならこうした形でアンケートを取るのも容易です。POSと組み合わせているのでしょうから、チケットの購入枚数で一人で来ているのか家族で来ているのかもわかるでしょうし、見た目で年齢とかも入れられます。クロス集計などを行い来館者の属性を把握するには良い方法かもしれません。日本でも検討しても良いと思いました。いよいよ館内に入ります。

Uボート(潜水艦)コーナー~大型映像~宇宙コーナー

映像は10時スタートでそれまで30分ほどあります。シアター近くのUボートのコーナーに向かいました。本物のUボートを展示しています。鹵獲したものだそうです。巨大なのでざっと見るだけでももう映像の開始時間となってしまいました。

大型映像のタイトルは“Dream Big”。タイトルどおりの夢見ることの大切さをテーマにしたものです。感動的な内容もあり見て良かったです。45分間ぐらいだったと思います。

シアターを出たところは宇宙コーナーHenry Crown Space Center。アポロ宇宙船などもありさすがアメリカの宇宙に関する展示です。ちなみにHenry Crownはやっぱり寄贈者の名前のようで、宇宙飛行士とか研究者ではありませんでした。シカゴの実業家でエンパイア・ステート・ビルディングのオーナーだったこともあるような方だそうです。

Uボートのコーナーが駆け足だったので、もう一度もどりじっくり見ました。やはり迫力があります。中に入りたかったのですが、それにはチケットが必要でした。潜水艦ツアーにも参加できるチケットにすれば良かったです。単なる解説ツアーのチケットではなく中に入るためのチケットということがポイントだったのですね。

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科学館には珍しい展示もある1階

潜水艦の科学・技術とかに着目すると科学館ぽいのですが、Uボートの脅威とか鹵獲する経緯などにスポットをあてると歴史博物館ぽくなります。ものごとはどの角度から見るかで違ってきますが、科学館にドールハウスのコレクション展示があったのには驚きました。シカゴにとっておもちゃが重要な産業なのでしょうか。サーカスの展示があったりもします。もちろん科学館として正統というか王道的な未来のエネルギーや五感に関する展示やサイエンスショーのシアターなどもあります。

クリスマス一色の館内

2階にあがります。メインの吹き抜けのところには巨大なクリスマスツリー。75周年記念ということもあってかことさら盛大にしていたのかもしれませんが、館内はクリスマス一色でした。Gather ‘Round をメインテーマにChristmas Around the World and Holiday of Lightをサブテーマにして館内を演出しているようです。世界各国それぞれの国をテーマにしたツリーもあります。残念ながら日本をテーマとしたツリーは見つけられなかったのですが、きっとどこかにあるのでしょう。

迫力ある航空と鉄道の実機・実車展示

訪問前のシカゴ科学産業博物館のイメージは、航空機と鉄道車両があるところというイメージでした。そのイメージどおりではあるのですが、やはり迫力があります。世界初の実用的な旅客鉄道に使われた蒸気機関車・ロケット号の実物大模型もあり良かったのですが、飛行機好きの私としてはなんといっても727です。

なんでもありの科学館(良い意味で)

展示コーナーは実に多彩です。良い意味でなんでもありです。「これもあったらいいよね」「あれもあったらいいよね」ということではないと思いますが、どんどん付け加えていったらテーマはごった煮になったという感じでしょうか。テーマパークや遊園地にあるアトラクション的なものもあります(アトラクションだからと言って科学館にあっていけないわけではないのは言うまでもないことですが)。結果的にはいろいろな興味関心、個人の趣味嗜好、好みに応じることができ、小さな子ども大人までいろいろな人が楽しみながら科学・技術に親しむことができます。ただあえていうなら、日本科学未来館のような最先端科学は少し弱いかもしれません。そういえば、人体の展示コーナーがあってここにも胎児の発達や男女の違いがわかるプラスティネーションがありました。

あっという間の一日。危険地帯を通り抜けてホテルに戻る

途中で食事したフードコートは少々お高かったです。確かにテーマパークです。

あっという間に閉館時間近くなってしまいました。帰りは悩みに悩みましたが地下鉄で戻ることにしました。駅まではバスですが、危険地帯を通ります。途中、経済学の分野で著名なシカゴ大学の横を通ったり、危険なワシントンパークを通り抜けます。このあたりはオバマ大統領がかつて活躍したところでもあるようです。地下鉄の駅Garfieldはかなり危ない駅らしいのですが幸い大丈夫でした。警備員だったか警察官だったか忘れましたが改札のところにいてくれたのも良かったのかもしれません。しかしおススメできるルートではないのは確かです。

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今日でシカゴ観光は最後、明日はニューヨークに移動です。

今日の歩数:12,656歩  世界一周はあと67日