まだ時差ボケは解消しておらず早目に起きてしまいましたが、まずは元気にグレース大聖堂へ。
グレース大聖堂(Grace Cathedral)
パリのノートルダム大聖堂を模した?
URL: https://www.gracecathedral.org/
タペストリーが少し風変りのような気がしましたが、とても静かな祈りの空間という印象を受けました。
ここからはサンフランシスコ近代美術館へ歩いて移動しました。
サンフランシスコ近代美術館(SFMoMA:San Francisco Museum of Modern Art)
空間も展示も作品も素晴らしい近現代美術館
開館と同時に入館しました。
正直なところ、現代美術に限らずですが、美術全般についてさしたる知識も鑑賞眼もありません。こと現代美術となると余計にさっぱりです。
そんな私ですが、この美術館では思った以上に楽しいというか気持ちの良い時間を過ごすことができました。
なんと言ったらよいのかわからないですが、作品がある空間に身を置くことで、非日常感というか不思議さを感じたり、何かドキドキしたり気持ち良さを感じたり、心が揺さぶられるような気持ちになったり、単純に「へー」とか「おもしろい!」って感じたり…。もう理屈抜きに自然に楽しむことができました。
もちろん「あー、これってリキテンシュタインだ!」なんて有名作家の作品をミーハーに喜んだりもしましたが。
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ここを見終わって次に向かったのは、こども博物館のChildren’s Creativity Museum(URL: https://creativity.org/)。
ダメかもしれないと思いながら向かったのですが。やはり入れませんでした。
子どもを連れていない大人の男性が一人で入るところではありません。親の立場からしたら当然でしょう。
ジューイッシュ現代美術館(ユダヤ現代美術館:Contemporary Jewish Museum)
コンセプトが明確なシンボル性の高い現代美術館
ここは面白い外観の建物で、モダンな斜めに切った立方体(?)とレンガ造りの建物が融合していました。
ユダヤ人作家の作品などを展示していました。ユダヤの歴史・文化の展示もあり、興味深く拝見しました。一見の価値がありだと思います。
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アフリカン・ディアスポラ博物館 (MoAD:Museum of the African Diaspora)
多様な文化を受け入れる懐が深くあるために
SFMoMAやジューイッシュ現代美術館の近くにあります。
Disporaの意味はもともとはバビロン捕囚後のユダヤ人の離散のことをいうようですが、小文字のdisporaになり元々住んでいた国を離れて移住することとか移住者とかその文化を指すようになったようです。
名前からもわかるようにアフリカの地を離れたアフリカ文化の美術館といえるように思います。興味深い展示が行われていました。学校団体へのギャラリートークも行われていました。
ダイバーシティ(diversity:多様性)な社会であるから、またダイバーシティな社会であるために、ここやジューイッシュ現代美術館など民族的なアイデンティをベースとしたミュージアムが大切なのかもしれませんね。
ここの案内の方に日本語で話しかけられました。20年ぐらい前に大阪のホテルで働いていたそうです。日本には2年ぐらいいたとのことでしたが、彼女にとって日本はどのようなところだったのでしょうか。
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アジア美術館(Asian Art Museum)
コレクションが素晴らしいアジア全域を対象とする美術館
地下鉄(BART)に乗ってアジア美術館へ。
サンフランシスコは太平洋を挟んでいるとはいえアジアはお向かいさん。チャイナタウンや日本人街もあります。
この美術館は、日本や中国、韓国などの東アジア、インドなどの南アジア、東南アジア、西アジアなどアジア全般を広く扱っています。コレクション展示の紹介はここで見ることができます。
コレクション展示はかなり充実していると思います。また、企画展も興味深いものが開催されていますし、教育普及活動も積極的に行われているようです。
サンフランシスコに観光に行ってわざわざアジアの美術を見なくてもよいのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、どのような視点でアジアを見ているのかということをはじめ刺激を受けることも少なくありません。都合がついたら訪れてみるのもよいのではないでしょうか。
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サンフランシスコの治安
アジア美術館からホテルまでは歩いて10分とか15分ぐらいの距離でしたが、地下鉄でパウエルストリート駅に行きそこから歩いて戻りました。というのは歩いて戻るとテンダーロイン地区を突っ切らなければいけなかったからです。テンダーロイン地区はジャンキーとかがいて結構危険な地域のようです。
サンフランシスコの治安は、観光で行くようなところはあまり問題なさそうな印象でしたが、テンダーロイン地区は観光客も多いところに隣接していますので、迷いこんでしまうかもしれませんので注意したいところです。
実際、この美術館の近くで精神に変調をきたしているような人や複数のホームレスなどを見かけました。近くの地下鉄の駅周辺などは臭いもありましたし、少し危険な雰囲気が漂ってました。
あとは中心部の交差点では、ホームレスが空き缶に小銭を入れてもらおうとしているのは見かけました(これはサンフランシスコに限らず世界的と言っていいような気がしますが)。
そういえば、Children’s Creativity Museumの近くで、何が気に入らないのか大興奮で大声をあげてまわりに当たり散らしているホームレス風の人もいました。近くで工事をやっている人とかどこかの警備員さんとか複数の人にたしなめられていましたけど。
ともかく、用心は大切です!
世界一周はあと76日